電気もない離島で、島民を支える看護師夫妻

ワクチン接種

オーストラリアの東側、南太平洋に浮かぶ島国バヌアツ共和国は、未だ多くが自給自足の生活を営んでおり、83もの小さな島の集まりの1つレレパ島は、電気がないため夜はろうそくの火や焚火を明かりに生活しています。また、年間で約30%の子ども達が未だ十分なワクチン接種を受けられていない現状があり、看護師のご夫婦が2人で島民700人の命と健康を守っていました。そしてこの現地視察から、NPOやUNICEFが連携した追加のワクチン支援が決定したとのことです。


途上国が抱える今回のような深刻な課題について、先進国には心理的な距離も遠く、なかなか届くことがありません。そのような中で、これまで人知れず、活動を続けてこられたご夫婦には心を打つものがあり、多くの子どもの命を救ったことは勿論、追加のワクチン支援のきっかけにもなったのではないかと感じます。
また、資本主義はこの数十年で、数千年克服できなかった医療問題や食糧問題を大きく改善してきました。中世の時代、病気や飢餓で死亡率は今と比較にならないレベルで高く、改善してきたことは人類が誇りに思うべき点だと思っています。そのような資本主義の”恩恵”を受けてきた先進国が、今回のワクチン支援のように途上国に対して”恩恵”を分配する構造が、未来に向けて今よりも広まっても良いのかもしれません。

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