地球– category –
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気候危機と食の未来に、希望の一粒を──干ばつの大地で生まれた“未来の米”とは?
日本ではいま、米不足が深刻さを増しています。2024年、全国的な高温や長雨の影響でコメの収穫量が落ち、価格は前年同月比で約1.9倍に。4000円台の価格でスーパーに並ぶ米に、私たちはためらいの目を向けるようになりました。 かつて遠い国の問題だと思っ... -
想定以上の効果。リサイクル実証実験から見えるSDGsの現状
日清オイリオ社などは、食用油や調味料の使用済みペットボトルのリサイクル実証実験を千葉市内で実施。予想を上回る回収成果は、生活者の高い環境意識と、企業の協業によるサステナビリティ推進の可能性を示しています。 SDGsの取り組みは短期的な成果が見... -
建築の本質的な価値とは。先進的なアフリカ文化の建築物
アフリカ出身の建築家フランシス・ケレは、コンクリートとガラスの西洋建築の模倣を批判。アフリカ地域の伝統的素材と環境への負荷の少ない建築を提唱しています。彼の建築は、地域のアイデンティティと誇りを再生し、持続可能な社会を築くための社会的イ... -
奪われた土地に、再び命を──先住民の知恵が導く復元の力
先住民こそが、その土地を最も深く理解し、自然と共に生きる知恵を受け継いできた存在です。1900年代、植民地化が進むなかで、多くの先住民は土地や権利を奪われました。しかし今、彼らは再びその手に土地と誇りを取り戻し、知恵と共創の精神によって、荒... -
環境対策の効果を見える化する、フードロス削減BOXの登場
食品ロス削減BOX「ZERO」は、店頭に並ばない食品を安価で提供し、CO2削減量を見える化するサービス。日本の商慣習で発生している食品の廃棄問題に対し、持続可能な消費モデルとして注目されています。 以前、HOPIUSでも取り上げさせていただきましたが、飲... -
重機を使わない手壊しでの解体。建材を再利用する新しい潮流
法律家・水野祐氏は都市の再生において廃棄物と見なされてきた建材を、資源として再活用する視点が不可欠であると述べています。欧米では、循環型経済を推進する法制度が進展しており、日本でもスクラップ&ビルド型(老朽化したものを廃棄し、新しいもの... -
「世界一アットホームで環境にも人にも優しい」マラソン大会
広島県で「せとだレモンマラソン2025」が開催。この大会は、「まちの誇りになる大会づくり」「環境負荷低減へのコミットメント」「スポーツ × ツーリズム」の3つをコンセプトに掲げ、ランナーと地域住民が一体となって、持続可能な未来への道筋を示すこと... -
消えるユニフォーム?気候変動をユニークにアプローチ
マーシャル諸島サッカー協会は、気候変動による海面上昇の危機を訴えるため、着用するたびにデザインが消えていくユニフォームを発表。 気候変動で国がどんどん沈む現実を象徴し、世界に向けての問題提起を行う目的で制作されました。 気候変動問題は深... -
世界の食糧危機を解決するムーンショットの取り組み
現在7億人が食糧不安に陥っています。さらに、2050年までに世界人口は15億人増加すると予測されており、気候変動の影響も加わることで、食糧危機が一層深刻化する可能性があり、農業研究とイノベーションが緊急に求められています。 アフリカでは人口増加... -
太平洋の一部を所有物に?海洋汚染を自分ごと化する新アプローチ
オーストラリアの会社が、海洋汚染を自分ごと化して深海採掘を阻止するため、海域の海底を81億7,000万のGPS座標に分割し、誰でもその一部を「所有」できるキャンペーンを開始。 参加者は名前とメールアドレスを登録することで、深海生物の座標が示された...