コーヒーの2050年問題に挑む、タリーズの長年の取り組み

コーヒー

タリーズコーヒーは2008年からブラジルなどの海外のコーヒーの農地に入り、単なる取引先としての関係性を超えた、賞金や技術的な支援など20年近くも生産者や地域を支えています。また研究機関が、気候変動が原因として2050年までにコーヒーの栽培地が半減する可能性が高いと発表し、大変な逆風ですが、「わたしたちは環境変化に適応していくべきなのでしょう。栽培環境を変えるのも、コーヒーの未来を変えるのも人ですから、タリーズコーヒーは生産地と向き合い、そして人と関わり続けていきます。」と力強いコメントを残しています。


少なからず、先進国の企業活動は途上国へ様々なコストを押し付ける構造で、短期的な経済成長を果たしてきたことは事実としてあります。安価な労働力、森林伐採、産業廃棄物など「雇用を生む」といったことを盾に、現地住民が望まない形の多くの搾取もまた同時に行ってきたことには目を向けねばなりません。
そのような短期的な経済成長を要求されるプレッシャーの中で、中長期の視点で途上国の現地と信頼関係を築き、パートナーとして助け合って事業を行い続けることは、決して簡単なことではなかったでしょう。そして今後の社会にとって、このような中長期的な深い関係性こそ、見習うべき1つの企業の在り方でもあり、人類に訪れる難題を乗り越える要素になり得るのではと感じます。

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