東京港のごみの埋立地を美しい森に。「海の森公園」プロジェクト

東京都江東区の「海の森公園」が、2025年3月28日にグランドオープンします。 この公園の面積は約60ヘクタールあり、東京港のごみ埋立地を23,000人に及ぶ都民や企業、NPOとの協働で約24万本の植樹を行い、森として再生したものです。
日本は国土が相対的に小さく、山地や盆地が多いため人間が住める地域は全体の30%程度と試算されており、経済優先のために、東京など主要な都市圏は居住・オフィス・商業施設に焦点を置いた活用になっていました。他方で「自然」と共存する未来という別の記事でも示した通り、自然との関わりが人間の健康にも大きく寄与するエビデンスも発表されており、都市部でどのように”緑”を確保するか自然の重要性が注目されています。
そのような中で、人間が作り出した広大な埋立地を再活用し、また政府が一方的に施策を行うのではなく、様々なステークホルダーが連携しながら自然を再構築する営みは、まさに人間と地球の持続可能な活動として、より広がっていくことが期待されます。