新しい活躍の場、65歳以上のメイドカフェが人気

群馬県でNPOが主催する毎月1回オープンするメイドカフェが人気です。接客するメイドは全員65歳以上で、新たなコミュニティとして訪れる人にとっても働く人にとっても、エネルギーをもらい合う場になっています。
以前、60才以上の文学賞という記事でも取り上げましたが、日本では年齢を重ねることについて、老後の貯金や保険などネガティブなイメージが強いと感じています。本来的には、「年を重ねた先の未来に何をしよう」とワクワクする世界を皆で実現できれば、より素晴らしい社会に一歩進むのではないでしょうか。
年齢を重ねるとできないことが、体力などの衰えとともに増えることは確かです。ただそれ以上に、様々なテーマで語り合える芳醇な知恵が身に付いていたり、どのような方でも想い合える共感性の強さであったり、別のことができるようになっているとも感じています。今回のメイドカフェの取り組みは、世代の強みを活かし本質的な人と人の支え合いの体現している1つの事例かもしれません。