再び燃える言論自由の炎──俳優たちが守る民主主義

トランプ政権の反体制派への弾圧を警告すべく、ハリウッドの著名人たちが、冷戦期の言論自由擁護運動「修正第1条委員会」を再興。この運動は米俳優のジェーン・フォンダさんが主導し、ナタリーポートマンさんやショーン・ペンさんら550人以上が参加し、憲法上の言論表現の自由を守る団結を呼びかけています。
民主主義の本質的な価値は、「誤りを軌道修正できること」にあると思います。いまでは当たり前に感じられるかもしれませんが、“神の権威”を背に統治していた時代には、「為政者は常に正しい」という前提のもとに世界が動いていました。アメリカ政権が反対意見を一方的に封じようとする姿勢には、「自分たちは永遠に正しい」という古い時代の思想への退行を個人的には感じます。
それでも、民主主義を建国の礎としてきたアメリカの強さは、まさに本記事のような市民運動に本質があるのかもしれません。多様な声がぶつかり合う中で、やがて黒人奴隷解放のときのように──また新しい民主主義の形を生み出す。その可能性に、ホピアスは希望を持ちたいと思います。
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