地方の医療環境を改善。進むオンライン診療の仕組み
徳島県と4町が協定を結び、過疎地でのオンライン診療を2025年秋にも本格導入する方針を発表。衛星通信を活用した医療車両を用い、医師不足や高齢化が進む地域での医療環境の改善を目指します。
人口減少と高齢社会が確定的な日本において、医療体制をどう維持していくかは喫緊の課題の１つです。特に、経済性が成立しにくい地方の医療においては、医師不足が深刻化しています。
そのような中で、インターネットを使ったオンライン診療が日本でも大きく広がってきています。今回の取り組みは、診察はオンラインで行い、処置は各地を回る医療車両で実施する仕組みのようですが、成功体験として他の過疎地域にも広がっていくことが期待されます。またオンライン診療は、医療環境が脆弱なグローバルな貧困地域を支えるインフラの１つとしても期待が高まってきており、HOPIUSとして今後も取り上げていきたいと考えています。