見えないから、見えてくる──漆黒の暗闇で体感する平和への道

完全な暗闇の中で白杖を手に進む視覚を失った体験「ピース・イン・ザ・ダーク」は、人と人が信頼し合いながら対等に対話することで、平和の本質を問い直す場を提供。視覚障害者の案内人が率いるこの体験は、「信じること」が平和につながるという重要性を、参加者に深く実感させる内容になっています。
90分前にはぎこちなく挨拶を交わしていた見知らぬ人たちが、プログラム終了後には握手を交わし、記念写真を撮って笑顔で帰っていく——これは、私が実際に体験した光景です。
漆黒の暗闇の中、不安とワクワクが入り混じる中で、お互いの声や手の感触を頼りに進むワークショップ。視覚情報を完全に失うことで、逆に浮かび上がる世界観がありました。全くの他人同士が分かり合うために必要なのは、「対話」だと強く感じる濃密な90分・・「ピース・イン・ザ・ダーク」は2025年8月末まで東京で開催中です。
ぜひこの特別な体験を味わってみてください。
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