税金を減らして、知を増やす──デンマークの教育改革

デンマーク政府は、国民の読書量を増やすために書籍への消費税(現在約25%)を廃止する案を発表。この措置は、15歳の24%が簡単な文章を理解できないという教育指標の悪化を背景にしています。
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ホピアスでは、テクノロジーの進化や時代の流れとともに、慣習や文化が変化し、ときには消えていくことも生命の循環と同じく自然で大切なことだと考えています。
しかし「読書」に関しては、多くの科学的・教育的な研究に裏づけられた効果があり、人類の文化として継承していく価値があると感じています。今回のデンマークの取り組みは、書籍への消費税を撤廃することで読書の経済的ハードルを下げる、画期的なチャレンジだといえるでしょう。
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