「作品に口出ししない」──日本のクリエイティブ産業を世界20兆円へ導く新指針

経済産業省は、日本発のエンタメ・クリエイティブ産業の海外市場規模を2033年までに20兆円へ拡大するための支援指針5原則を策定案として提示。原則には「創作の自由を尊重（作品に口出ししない）」などが含まれ、クリエイターの表現自由や支援の直接性を重視していいます。

経済産業省は2013年以降、クールジャパン政策のもとでクリエイター支援を行ってきましたが、近年、より実効性を高めるために支援の考え方や運用方針を見直し、その内容を大きくアップデートしようとしています。現場のクリエイターや関係者の声を踏まえ、「作品の中身に口出ししない」などの原則を掲げた点は、注目すべき変化です。
日常生活の中では、政府や行政をどこか縁遠い存在に感じてしまいがちで、政治について語ること自体にハードルを感じる場面も少なくありません。しかし、民主主義は本来もっと身近なものであり、こうした前向きな政策転換の事例を知ることが、政治との距離を縮める一歩になるのではないでしょうか。

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