60歳以上の新しい文学賞。シニアがさらにチャレンジできる世の中へ

イギリスで、60歳以上の作家を対象とした新しい文学賞「Never Too Late Award(遅いチャレンジなどない」が創設されました。 この賞は、執筆活動を行う高齢の作家の才能を開花させることを目的としています。
30代以降「年をとる」ということにネガティブなイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。高齢になるにつれて、どんどん気力も体力も落ち、健康や職業やお金の不安などに晒される中で、”未来に希望が持てない”といった発言も耳にします。
しかしながら本来は逆の発想を持つ方が健全です。近世以前の時代は、多くが暴力・疫病・戦争・飢餓で明日生きられるかどうかわからない中で、ようやく”数十年先も生きられる”という実感を持てるようになったのは、人類史の数万年の中で資本主義と民主主義が駆動したようやくここ数十年の話です。祖先からするととても羨ましい時代に生きているともいえ、そのことには自信と感謝を持っていいのではないでしょうか。
「年を重ねた先の未来に何をしよう」とワクワクする世界を皆で実現できれば、より素晴らしい社会に一歩進むのかもしれません。