消えるユニフォーム?気候変動をユニークにアプローチ

マーシャル諸島サッカー協会は、気候変動による海面上昇の危機を訴えるため、着用するたびにデザインが消えていくユニフォームを発表。 気候変動で国がどんどん沈む現実を象徴し、世界に向けての問題提起を行う目的で制作されました。
気候変動問題は深刻であり、喫緊に対策をすべき課題であることは間違いありません。そういった背景からか、世界を見渡すと過激で攻撃的なSDGs活動も目につきますが、対立と分断を生む本質的ではないアプローチという印象をもっています。
そのような中で今回の“消えるユニフォーム”というアイデアは、サッカーというエンターテイメントの楽しさの中で真に迫る危機感をも感じ取ることができ、日常の中で課題意識ができるユニークな取り組みのように感じました。攻撃的を発揮するのではなく、本質的で前向きなSDGs活動がより広がっていくことが、本当の“持続可能性”を生むのかもしれません。