ただのカフェじゃない。高校生への希望の場

NPO法人パノラマが高校の図書室に「ぴっかりカフェ」を設け、無料のドリンクや文化体験を通じて、貧困の高校生に安全な居場所と「文化のフック」を提供して社会とのつながりを促進。貧困だけの問題でなく、ネグレクトや片親などによる文化的な機会・経験の欠如という問題を浮き彫りにしています。

「素行の悪さや非行は、本人の責任だ」──そう考える大人も少なくないように思います。しかし記事にもある通り、貧困はあくまで表面的な課題であり、その背景には、不安定な家庭環境による孤独や、環境からくる経験不足・自己肯定感の低下が潜んでいます。
私自身も日本の貧困地域で育ち、犯罪に手を染めてしまう同世代を目の当たりにしてきました。だからこそ、今回紹介されたNPOのように、駆け込み寺のような存在として地道に活動を続ける団体が、もっと広く認知され、全国に広がっていくことを心から願っています。

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