捨てない発想が未来を築く。フランス発「牡蠣の殻」コンクリート

フランスで収穫前に大量死した牡蠣の殻を廃棄せず、CO₂排出量を抑えたコンクリートとして再利用し、建築素材として活用。このエコなコンクリートは建築の耐久性や美観の面でも評価されており、海岸保護や生態系回復用途への応用も期待されています。
本来はゴミとして捨てられる牡蠣の殻を、街を支える建材へと生まれ変わらせる──それは、「終わり」と見なされていたものに、次の命を吹き込むことなのかもしれません。海の恵みを循環させるこの発想は、人と自然がともに築く未来への希望を体現しています。
思えば、焼き肉の「ホルモン(当初は捨てるものとして食用ではなかった)」などSDGsが始まる前から、日本でも資源を無駄にしない活用は進んできました。ふっと発想を転換して周りを見渡し、皆さまの周りでも再活用できる資源がないかをぜひ探してみてもらえると嬉しいです。
※コメントは最大500文字、3回まで送信できます