ガーナのゴミから1,000万円以上のアートを創る。長坂真護という生き方

アーティスト長坂真護さんは、ガーナの電子ゴミを使って高額アートを制作・販売し、その利益を現地に還元する「サステナブル・キャピタリズム」を実践。先進国が生んだ廃棄物を循環させ、アートによる社会課題の解決を長年行っています。
長坂真護さんの「サステナブル・キャピタリズム」という著書も拝見させていただいて、紹介の記事は2020年のものですが、単発的な動きではなく2025年時点でさらに多くのことを継続実施中です。「サステナブル・キャピタリズム」とは“持続可能な資本主義”とし、5%を自身の報酬、残り95%を諸経費やガーナの雇用を創るなどの事業の還元に投下。2021年には2億円のアート作品も制作・販売され、現地で安全な雇用を生むニュータウンの設立やIPO(株式上場)など、現地の人々に寄り添いながら精力的に活動を続けています。
著書を読んでまず感じたことは、日本を含む先進国の生み出すゴミの終着点が、(企業は消費が下がるので隠していますが)このような国々に皺寄せしている事実には目を向けねばならないこと、そして長坂真護さんのようにそこから逃げずに取り組んでいる方がいることです。私を含めて真護さんと同じような生き方は難しいかもしれませんが、認知し応援することはできるはず。HOPIUSも通じて、温かい輪が広がっていければ嬉しいです。