想定以上の効果。リサイクル実証実験から見えるSDGsの現状

日清オイリオ社などは、食用油や調味料の使用済みペットボトルのリサイクル実証実験を千葉市内で実施。予想を上回る回収成果は、生活者の高い環境意識と、企業の協業によるサステナビリティ推進の可能性を示しています。
SDGsの取り組みは短期的な成果が見えづらく、日本においてはまだまだ浸透しきっていないイメージではないでしょうか。そのような中、今回の実証実験において、「使い切ったペットボトルを古新聞などに一晩逆さまにし、中身を出し切ったあと、水ですすいでから出す」という手間暇がかかるアクションなどが含まれていたのにも関わらず、目標を大きく超える約175キログラム(約5500本)が回収できたとのことです。
この結果は環境のための取り組みに、機会があれば協力したいと思っている人が増えてきていることを示唆しているのかもしれません。今後も、“地球”のことを考えるこのような仕組みが広がってくることが期待されます。