“障がい”の常識を変える。ヘラルボニーが挑む新しい社会

知的障がいのある作家の作品を販売・展開するヘラルボニー(※)が、2025年3月15日、東京・銀座に初の常設店舗をオープン。この店舗はショップ・ギャラリー・アトリエを併設し、障がいと社会の境界をなくす「実験場」として位置づけられています。
(※)ヘラルボニーは、2018年に岩手県盛岡市で創業し、知的障害のある兄の影響から生まれた企業。創業以来、福祉的就労の枠を超え、アートを通じて障害のある人々の才能を社会に発信し続けています。銀座店のオープンは、「障がい=欠落」「障がい=安い」といった固定観念を打破し、障がいを「特性」や「個性」として捉える社会の実現を目指す一歩となっています。
“障がい”は歴史的に忌避され、差別され、隔離され・・到底“健常者”と呼ばれる立場と対等とはいえない関係性が、千年単位で続いてきた大きなテーマの1つです。(詳細は、コテンラジオの障害の歴史をご確認ください。)
そのような中で、今回ご紹介するヘラルボニー社の取り組みは、太古から根付くこの常識を抜本から変えてしまう、強烈なムーブメントといえるのではないでしょうか。応援したいと思われた方は、ぜひECサイトや店舗にも足を運んでみてください。