イギリスで始まる、「自然史」という未来の可能性

イギリス政府は2025年、中等教育の科目として「自然史(Natural History)」を新設し、14〜16歳の生徒が自然環境や気候危機について学ぶ機会を提供することを発表。この導入は、博物学者メアリー氏らによる10年以上の活動の成果であり、若者と自然とのつながりを再構築し、環境意識を高めることを目的としています。
SDGsの重要性・緊急性が世界中で波及してきた中、先行しているヨーロッパにおいては、根本的な改善に向けていよいよ教育段階まで対策が進んできました。SDGsはテクノロジーだけで進んでいくものではなく、それぞれの“文化”に大きく依存します。そして“文化”に大きく寄与するのは“教育”なのかもしれません。
まだまだ議論中の取り組みではあるようですが、日本やその他の国々においても、成功事例として今後波及して検討が進んでいくことが期待されます。